スワップポイントについて

FXには、為替差益のほかにもうひとつ利益を出す方法として
スワップポイント(金利差調整分)と呼ばれる2国間の金利差から得られる利益があります。
仕組みを簡単に言えば、低金利通貨を売って高金利通貨を買うと、
その金利の差額を受け取ることができる、というものです。
スワップポイントは金額こそ大きくはないですが、
毎日付与されるのでFXをする上で非常に魅力的な利益だといえます。

現在、日本の金利はご存知のとおりの低金利ですので、
日本円を売って他の国の通貨を買う取引をした場合、 スワップポイントが受け取れます。
ここに着目して、 日本円を売って高金利通貨を買うスワップポイント目的での取引もあります。
ただしスワップポイントもメリットばかりでなく、デメリットもあります。

スワップポイントはFX業者によって若干の上下がある上、
各国政策金利の変化によりスワップポイントも変動します。
またスワップポイントは、取引通貨間の金利差調整分ですので、
通貨の売買の際に金利の交換も同時に行われるので、

低金利の通貨を売って高金利の通貨を買う取引をした場合、 金利差調整分を利益として受け取ることが出来る
のと同時に、
逆に高金利通貨を売って低金利通貨を買う取引をした場合は、 金利差調整分を支払うことになる
ので、この点について注意が必要です。

スワップポイントの発生条件は、取引をしポジションを持った翌日に発生、
その翌日が受取日、支払日になります。
FXは、世界中の市場で24時間取引が行われている性質上、各国間で時差が発生します。
そのため、取引の際の現金の受け渡しが2営業日後となり、スワップポイントに対しても2営業日後の発生となります。
また、この取引した通貨を決済しないで持ち続けた場合、 日々、スワップ金利が加算されていきます。

例えば、日本円を売って豪ドルを買う場合、豪ドル買いスワップが1万ドル・1日あたり90円とすると
1万豪ドル買いポジションを1年365日持ち続けた場合、32,850円のスワップ金利を受け取れることになります。

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